弁護士ドットコム ニュース
  1. 弁護士ドットコム
  2. 民事・その他
  3. ホテルの禁煙室トラブル、吸ってないのに「タバコ臭い」と言われ…クリーニング代を払わないといけないの?
ホテルの禁煙室トラブル、吸ってないのに「タバコ臭い」と言われ…クリーニング代を払わないといけないの?
タバコ吸ってないのに(’90 Bantam / PIXTA)

ホテルの禁煙室トラブル、吸ってないのに「タバコ臭い」と言われ…クリーニング代を払わないといけないの?

部屋で吸ってないのに「タバコ臭い」とホテルに言われた──。そんなトラブルに巻き込まれたという相談が、弁護士ドットコムに寄せられました。

相談者は、あるホテルの「禁煙室」に宿泊。タバコは館内の喫煙スペースで吸ったものの、部屋では一切吸っていなかったといいます。

ところが夜になって、ホテル側から「部屋がタバコ臭い」と指摘されたといいます。

海外では、部屋で喫煙していないにもかかわらず、センサーの誤作動(?)によって「追加料金」を請求されたという例もあるそうです。

もしクリーニング代を請求された場合、どのように対応すればいいのでしょうか。濵門俊也弁護士に聞きました。

●禁煙室での喫煙は規約違反とみなされる

──もし禁煙室でタバコを吸った場合、クリーニング代を支払わないといけませんか。

ホテル側が請求するのは、(1)タバコの臭いが残っていると、次の宿泊者からクレームが入る可能性がある、(2)清掃・脱臭作業に時間と費用がかかる、などの理由が考えられます。

そもそも、(3)禁煙室での喫煙は規約違反とみなされることが多いと思います。

したがって、禁煙室でタバコを吸った場合はクリーニング代の支払いに応じざるを得ないでしょう。

──部屋でタバコを吸ってないのに請求された場合はどうでしょうか。

結論から言うと、実際に喫煙していない場合は、クリーニング代を支払う必要はありません。ただし、ホテル側が「喫煙の痕跡がある」と判断した場合、トラブルになる可能性があります。

吸っていないのに請求されたら、まずはホテル側に喫煙していないことを冷静に説明しましょう。証拠がないかも確認しましょう(吸い殻、火災報知器の記録など)。

納得できない場合は、消費生活センターなどに相談するのも手です。

予防策としては(ⅰ)非喫煙者であればチェックイン時にそのことを伝える、(ⅱ)部屋に入った時点でタバコ臭がする場合は、すぐにフロントに連絡して部屋を変えてもらう、(ⅲ)換気扇や空気清浄機の使用状況を記録しておく──といった対応が安心だと思います。

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

この記事は「みんなの法律相談」に寄せられた実際の相談をもとに、新たに弁護士の解説を追加して作成しています。

プロフィール

濵門 俊也
濵門 俊也(はまかど としや)弁護士 東京新生法律事務所
当職は、当たり前のことを当たり前のように処理できる基本に忠実な力、すなわち「基本力(きほんちから)」こそ、法曹に求められる最も重要な力だと考えております。依頼者の「義」にお応えします。

オススメ記事

編集部からのお知らせ

現在、編集部では協力ライターと情報提供を募集しています。詳しくは下記リンクをご確認ください。

協力ライター募集詳細 情報提供はこちら

この記事をシェアする