業務上横領で逮捕されて示談を進めていますが・・・・。

公開日: 相談日:2017年05月16日
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家族が業務上横領で逮捕されました。
その会社では立場上経理担当をしておりました。

逮捕容疑は28万円の領収書偽造を行い着服した容疑です。
本人は領収書を偽造したことは事実なので認めてしまいました。
警察の思い描くように調書を取られて署名したそうです。
なぜ領収書を偽造したかというと小口から社長が勝手に持ち出すので
小口金額を合わせるために偽造しただけで着服はしていないそうです。

その他の不正経理としては自分の通勤定期の領収書、自分が私用で
購入した領収書などを経理処理を行って小口現金の帳尻合わせを
していたと聞いています。
なぜそのようなことをしたのかと本人に聞いたところ良かれと思って
やったと言っておりました。
もちろん現金を抜き取り私的に使用したことはありませんし、自分の
口座へ入金した証拠もありません。
警察には全て逮捕時に押収されて検証しましたが立証はできませんでした。
業務上横領で逮捕されていますが内容としては不正経理ではないかと
考えていたりしますが警察も取り合ってくれないそうです。
そりゃそうですよね、自分の領収書を貼ったことで証拠になっている
状態なのですから。

警察にもその内容は話しており警察からも示談を勧められています。
先方の社長の弁護士からも示談を進める方向で連絡がありました。
警察、先方の弁護士からは余罪は3年間で300万前後と言われております。

先方からの示談金として350万(うち弁護士費用100万)と来ております。
こちらは現状弁護士を立てておらず、本人が交渉をしている状態です。
その350万の金額根拠を出してほしいと先方の弁護士に伝えたところ
領収書のコピー(3年間)が送られてきました。
開示いただいた資料の内容確認を行ったところ、明らかに関係ない金額も
こちらの横領として計上されている状態です。
自分の領収書を貼った金額は90万ほどで根拠としては先方に提示をして
おりますが先方の弁護士からは300万(うち弁護士費用100万)と連絡が
ありました。

その中には本人に確認したところ違いましたなどの記述もあり、最初の
350万(うち弁護士費用100万)については虚偽告訴の可能性もあるのでは
ないかと思っています。

この場合の示談金額について交渉の余地はありますでしょうか。
また、交渉についてご依頼することを可能でしょうか。

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    井上 祐司 弁護士

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    > 自分の領収書を貼った金額は90万ほどで根拠としては先方に提示をして
    > おりますが先方の弁護士からは300万(うち弁護士費用100万)と連絡が
    > ありました。
     示談交渉の段階から明示的に弁護士費用を含めて請求するケースというのは多くはありませんし,250万円の損害に対して100万円の弁護士費用ということであれば,あくまで相場感覚としては過大という印象を受けます。
     虚偽告訴罪は,他人に刑罰を受けさせる目的で,客観的真実と異なる申告を捜査機関に対して行うものです。この内容からお分かりのように,実際に適用され立件が行われることは非常に少ない犯罪類型です。
     金額については,今後十分交渉の余地があるでしょう。
     

この投稿は、2017年05月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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