ドローン少年逮捕の問題について
- 1弁護士
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三社祭への威力業務妨害を理由にドローン少年が逮捕されましたが、このサイトでもあったように明らかな法的根拠によらない逮捕拘禁ではないでしょうか?
マスコミ情報を見るところでは、三社祭の主催者がこの少年のネット配信の件を知ったのは警察からの情報提供だったとのことなので、警察は勝手に憶測で少年が三社祭でドローンを飛ばそうとしているという根拠が乏しい情報を主催者に提供したことになり、むしろ主催者側はこの警察情報のせいで警備に多大な労力を割かねばならなくなったとしか思えません。
事実、警察は少年の配信を根拠に逮捕したわけなので、実際は主催者側が警備に気を配る必要性はなかったにもかかわらず、事前情報を流すことで主催者側が警備を厚くするよう仕向けた上で、「威力業務妨害」を故意に成立させようとしていたようにも思えますが、どうなのでしょうか?
また、警察はこの少年を再々ドローンを持っていたことを理由に任意同行しており、さらに有楽町の一件では少年のドローンにはプロペラがないにもかかわらず任意同行しようとしています。
テレビでその様子を見た限り、少年が「任意ですよね?強制ではないですよね?」といって拒否しているにもかかわらず、「一緒に来てもらわないと君のためにならない」というような言い方でパトカーに乗せてましたが、これも問題ではないですか?
今回の件を見ていて、警察が先日の官邸ドローン事件だけをもってしてドローンについては法的根拠によらなくても任意同行や逮捕を行おうとしている気がして非常に恐ろしい気がします。
単に「防犯」や「事故防止」の観点からというなら、もっと車の違法行為を取り締まったほうがはるかに効果的だと思います。
少年が一度善光寺でドローンを落としたというだけで、要注意人物としてマークし、少年のドローンを飛ばす権利自体を奪う行為を最後は「逮捕」という形で行ったことは人権の侵害ではないでしょうか?
(この少年もドローンを飛ばす時には弁護士を同伴していればよかったかもしれませんが)
弁護士のみなさんのご意見はいかがでしょうか?